
10回目(JUN.5)
生山駅〜荒神原〜井ノ原〜日南湖(菅原ダム)〜中原〜元菅沢〜久住〜黒坂駅 (約18キロ)
今回は時間に余裕があったのと比較的気温が低かったのとで
順番からいくと上石見、生山の予定だったが比較的楽なこちらを後回しにし、
行程ほとんどアスファルト道で長距離の生山、黒坂間を歩くことにした。

生山
12年ぶりの生山駅では新駅舎の建設がすすんでいた。
生山は日野川とその支流石見川の合流点で、名勝「石霞渓」があり
「ヤマタノオロチ」伝説の山、島根県境の船倉山への登山起点でもある。
駅前から日野川に沿って歩く。
日野川は岡山、広島、島根、鳥取県境の三国山を源とし、多くの支流を集めて日本海へと流れ込む。
ちょうど6月にはいって鮎漁が解禁となりかなり速い流れの中、50メートルおきに太公望が奮闘していた。
初夏の日差しの中で流れに足を入れ気持ちよさそうに見えた。
川沿いに2キロほど歩いたところで日野川と分かれその支流印賀川をさかのぼる。
コアジサイ
印賀川は葦原や巨石の間を細い流れが蛇行している。
もし早朝ならヨシキリなどにも出会えるのだろうと思いながら歩く。
道路の左手は山裾で地下水などが流れ出し涼しい風がわたる。コアジサイが瑞々しい色合いだ。
井ノ原から菅沢ダムまで炎天下を登る。
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登坂から歩いてきた方を振り返る。 |
坂を上り詰めるとダム
日南湖は左岸が車道、右岸がサイクリングロード |
印賀川を堰き止めてできた日南湖には昭和46年にできた菅沢ダムがある。
湖畔右岸にはサイクリングロードや園地が作られているができて30年も経つと訪れる人も少ないらしく
園地にはブタナがいっぱい繁っていた。帰化植物が多い!
<園地の花>
<右岸の花>
湖畔の道は木々がしげり、さすがに涼しい。ここにもコアジサイが多い。そしてウツギ、タニウツギも・・・
そして山裾の湿ったところには湿地性の花がさいている。
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ヤブムラサキ |
カメノコテントウ |
ウツギ |
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ミズタビラコ |
キンモンガ |
ミゾホオズキ |

日南湖を後に菅沢へ向かう。菅沢には花菖蒲園があったはず

残念ながら菖蒲園はなくなっていた。10年一昔、後継者がなかったのだろうか?
建物に残された大八車が12年前当時の面影を残していたが菖蒲園は荒地と化していた。
確か、冷たい麦茶をふるまってくれたのにと思うとアスファルトの照り返しがいっそうきつくこたえ
道路横のせせらぎの音だけが救いという気がした。
久住までアスファルトの緩やかな登りが延々とつづく。・・・おにぎりの梅干とグレープフルーツでさっきよりは元気が出た。
ヒメジョオン、ブタナ、そしてイネ科の植物が風にゆれる。久住では水田が広がりおたまじゃくしが泳いでいる。
野菜なども植えられ、それを食べにきたのか狸が驚いて飛び出した。慌てて転げるように逃出す丸々肥えた後ろ姿が滑稽。
久住から黒坂へは一気に下る。この路も日野川へと流れ込む清流天郷川が時には静かに時には滝となって、はげしく流れる。
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アマドコロ |
ヤマアジサイ |
下り坂、迫ってくるような杉

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米子