きょうの里やま

11回目(JUN.13)

上石見駅〜太田〜立岩〜三吉〜塚原〜市場〜霞〜生山駅  (約14キロ)

今回は前回とばした上石見、生山間を歩いた。

上石見の水田
稲はかなり伸びていた。
この先ではハウスでトマトの栽培。ネギを植える農家も多かった。


井上靖記念館 「野分の館」
日南町神福の太田峠に記念館とともに文学碑、詩碑が立っている。
館内には年譜、写真、原稿、著書などが並んでいる。


・・・解説によると・・・
昭和20年6月家族がこの地に疎開、井上靖氏自身もしばしば訪れた。
小説「通夜の客」はこの峠から見ることのできる(旧)福栄村を舞台に描かれ
詩、[高原」 「野分」では 中国山地の印象が鮮やかに詠われている。


館内 福栄村あたり
野も山も井上靖氏の
「天に近い部落」「光が降るという感じを私はこの高原に来て初めて知った」(抜粋)
という表現そのものだった。
50数年という時を経ても渡る風、茂る草、田畑の様子もそう変わらないのではないかと思えた。

舗装道路を除いては・・・


九塚川沿いの杉林、
このあたりでオオルリを見かける




よく晴れた空にトンビも飛んでいた。先週に比べ爽やかな風があり暑さを感じずに歩ける。


石霞渓(せっかけい)
生山駅の近く南北12キロの峡谷



野は夏、ヒメジョオン、コオドリナ、そしてイネ科の植物が旺盛に穂を伸ばしていた。
そしてこんな実が・・・

サクラ グミ ハナイカダ


風にゆれるチガヤ

ムラサキシキブ カキの雌花(咲き始めは白) マタタビ




雌雄のオオルリ、ホオジロ、セキレイ、アオサギ、トビ、ツバメ
そして判別不能な鳥たちに出会えた。真昼だというのに見かけた鳥が多かった。
ちなみに
鳥取県の県名の由来は奈良時代の頃、この地には水鳥が多く鳥を取る事を仕事としていた
鳥取部がおおく住んでいたというところかららしい。


次回は

岡山〜庭瀬〜中庄〜
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米子