きょうの里やま

13回目(SEP.20) 

根雨駅〜(舟場橋)〜間地峠〜二部〜(鬼守橋)〜伯耆溝口駅
 (約16キロ


今日歩いた出雲街道は宿駅根雨から日野川を渡り舟場川に沿って間地峠へとのぼる。
間地トンネルをぬけて間地川沿いを宿駅二部へ降り、野上川に沿って三部、父原、古市、中祖、宇代と点在する集落を抜ける。
鬼守橋で日野川をわたり宿駅伯耆溝口へとつづく。ほとんどが舗装路で暑かったが
山あいの景色はのんびりとしていて多くの鳥にも出会えた。



根雨は出雲街道の宿駅だけあって商店街も地味だが落ち着いた感じで各家の前には水路が勢い良く流れている。

根雨の本陣跡 水田から出たというたたら炉床の基礎となった
坊主石 (郷土資料館前)

日野川をわたると出雲街道のなごりの舟場跡



出雲街道は石見、出雲、隠岐、西伯耆から上方へと松江藩主の参勤交代の道であった。
特に今から向かう間地峠と作州への四十曲峠は難所であったらしい。







フジカンゾウ ヤブミョウガ ヤブマメ
メナモミ ヨウシュヤマゴボウ ベニバナボロギク

日野町から溝口町へ
全長980メートルのトンネルを抜けることにした。車は数が少ないので内部の空気は悪くはないが
照明が少なくて歩きにくい。こんなことならヘッドライトを持って来るべきだった。

間地トンネル入り口(日野側) 出雲街道の石碑とトンネル開通前の峠道だろうか。
(溝口側)


のどかな道を二部へと下る。お彼岸の野らしい風景



二部は根雨とおなじようにかつての宿場の雰囲気が残っている。
家の前の水路を堰き止めて鯉を飼っている家も多い。

雲州松平候本陣跡とある。立派な松が往時をしのばせる。 良質な砂鉄の産地であった二部の水田からみつかった
ケラ(砂鉄の塊)




二部を過ぎると野上川や山々のむこうに大山頂上が少し見えてくる。終着の伯耆溝口は
鬼伝説の町。その名も鬼守橋という橋で日野川をわたる。




次回は

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米子