きょうの里やま

”井原線を行く”

3回目  Feb . 27

青空に誘われ一ヶ月ぶりに来てみた。今回は暖かい日中だけの行動をということで
矢掛町内を中心にのんびり歩いた。


(三谷駅)〜東三成〜矢掛〜(矢掛駅)




三谷駅から10分ほど北へ上がった神遊山圀勝寺の境内には椿がたくさん植えられている。

圀勝寺境内の光助霊神宮
圀勝寺は真言宗の寺院。元禄時代に近くの下道氏墓所で見つかった
下道圀勝の母(吉備真備の祖母)の骨蔵器がおさめられている。

左の椿の大木にも蕾がいっぱいついていた。見頃は4月中旬とのこと。


水を飲みに来たツグミ

三谷から大谷川に沿って登ると野が広がる。
田にはスズメの群れやツグミが多い。

貯水池にさしかかった時背の青い鳥が飛び去る。一瞬のことでカメラを向ける間もなかったが
カワセミだ!



畑仕事のそばでこんな子も見つけた。
ジョウビタキのメスは丸くて可愛い。

マンサク ウメ アテツマンサク
モズ ネコヤナギもふくらんで、 ジョウビタキ



矢掛本陣

矢掛町は旧山陽道第18番目の宿場町として栄え
今も本陣、脇本陣ともに旧姿を残している。
白壁、鬼瓦、なまこ壁、虫籠窓などが美しい。ここには印象に残ったものを載せました。



本陣(石井家)

旧山陽道に面し間口20間、奥行き50間、およそ1200坪の敷地内に
母屋、本陣、御成門、酒造施設など10数棟の建物が整然と並び往寺のまま残っている。


上段の間からみえる庭は意外とシンプル。
母屋台所の天井は煙が抜けるようになっている。 裏には酒造関係の建物施設が並ぶ



脇本陣(高草家)


間口14間で約600坪の敷地内に
母屋、薬医門、松陰楼(文庫)、5つの蔵、茶室など十数棟の建物がある



蔵のなまこ壁が美しい。

天井にかけられた防火用のバケツ
竹篭に和紙を貼り柿渋を塗っている。
茶室用の井戸にかけられた織部焼きの滑車
陶器の滑車とは珍しい。

脇本陣とともに庄屋や庭瀬藩の掛屋を務めた旧家らしい佇まいだった。





総社〜清音〜川辺宿〜吉備真備〜備中互妹〜三谷〜
矢掛〜小田〜早雲の里荏原〜井原〜いずえ〜子守歌の里高屋〜御領〜湯野〜神辺