きょうの里やま

”井原線を行く”

5回目  Mar . 21

(小田駅)〜熊林田〜八幡谷〜山ノ上〜七屋敷←(矢掛町)(井原市)→野上〜西江原〜東江原〜(早雲の里荏原駅)


〜春分の翌日は晴れわたり♪春がきた〜

この辺りには土壁の納屋が多く残っている
あぜ道の草も緑を増し、菜の花がのどかに風にゆれている。
ひばりが囀り陽気に誘われて蝶や天道虫も飛び出した。






千手院(井原市野上町頂見)

浪形岩

千手院前にあった「千手院郷土自然保護地域」の説明より抜粋

千手院は奈良時代行基が創建したと伝えられる。
周辺の埴生は典型的なアカマツ林で、起伏する山並み田園風景とあいまって吉備高原特有の景観を構成している。
この地域の地層は約1万年前造陸運動によって隆起した新第3紀中新世(2千万年前)の海成層で、
その中に貝類やサメの死骸などが密集堆積してできた含化石砂岩層が存在する。
この化石をふくむ石灰岩が浪形岩と呼ばれ、この地域が発祥の地とされ、古代から石塔、石棺に使用されている。
千手院裏庭にはこの地層が露出し頂見山五景の一つとして親しまれている。


浪形岩常夜灯(山の上) 千手院裏庭の浪形岩

千手院は標高260メートルにある。
裏庭は思ったより広く睡蓮池の周りは大きな浪形岩がいくつも露出している。
岩からは波で浸食された様が見え、2万年前は浅い海であったことがうかがえる。

まだ芽吹かない庭は荒れた感じがしたがコゲラやエナガ、ヤマガラ,シジュウカラが
枝から枝へ自由に飛交っている。




カワラヒワが群れてとまっている。カワラヒワは集団で波を描くように飛び
木に止まったり、電線に並んだり、休耕田で落穂をひろったりとたくさんの数を見かけるようになった。

近くの梢ではウグイスも囀っている。

ウメ

スミレ フキノトウ レンゲ


ガマ
春を前に昨年の名残り



ハクセキレイは溝に、道路に、屋根に、どこにでもいる。
真冬に比べ背の羽が黒くなったように思う。

尾を上下に動かすしぐさや、足の運びがおもしろい!



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