初夏の旧新見往来

現在、岡山県新見市への道は高梁川沿いの国道180号線を行くが
上流に向かって川の右岸を一汗かいて登ると旧新見往来が通っている。
標高400m前後のこの道は車も通らず、野草を楽しみながら歩けるいいコースだ。
以前にも何回も歩いてはいるが季節を変えるとまた思いがけない出会いがある。


川面の棚田


ブタナ タンポポ コオゾリナ
タツナミソウ カノコソウ キツネアザミ
フタリシズカ ニワゼキショウ クサノオウ


ミヤマヨメナ


オカオグルマ


ノアザミにきたクモガタヒョウモン

シライトソウ アマドコロ



ササユリ
まさか出会えるとは思っていなかっただけに感動。
一帯には白から淡いピンクまで咲いていた。
引き抜いていく心無い人が多いので近年はめったに出会えないが
こんな山中にあってこそ清楚な美しさは一層引き立つ。どうぞ来年もありますようにと
祈る思いでながめた。



林縁の木々には白い花が多い。
そのなかにあって岩壁に貼り付くように根を伸ばし咲くヤマツツジが華やかだ。


ツクバネウツギ エゴノキ コガクウツギ
ハナイカダ ヤマツツジ グミ
スイカズラ ウツギ テイカカズラ


高梁川支流沿いの道へおりると涼しい風と両側の山の緑が美しい。
流れの音にまじって川を渡るセキレイの囀りがにぎやかだ。



セグロセキレイの幼鳥



ユキノシタ



里山