〜2007年4月の草間台地 A〜

4月5日

今回はよく晴れていたので花を楽しみながら13キロほど歩いた。



背後は井倉洞のある石灰岩の山

井倉から高梁川を渡り登っていく。道沿いには先日も見たスズシロソウをはじめ
日を浴びてたくさんの種類が咲いていた。クサノオウ、ミツバツチグリ、シャク、スミレ
そして、
 

カテンソウ クサイチゴ カノコソウ



これははじめて見る花だ。茎の様子、手触りなどを覚えて帰り調べると・・・
ユキノシタ科の落葉低木でヤブサンザシとわかった。秋には赤い実がなるそうだ。






さらに登り、先日アズマイチゲのあったところへ行ってみた。
今回も開いているのは一つだけ、中の紫が見えるようにちょっと正面から写した。





ニリンソウが群生していた。白が光っている。





曇った日には閉じたままだったアマナも・・・





そして、カタクリも・・・





雑木林に来ると鳥達の鳴き声が盛んだ。
ヤマガラ、シジュウカラ、ウグイス、ホオジロの声もする。ちょっと地味な鳥がごく近くに止った・・・
ジョウビタキのメスだ。丸くて可愛い。





赤いしべが美しい。これもまた初めての出会い
シロバナネコノメ




ヤマアイ
万葉の頃から摺り染めに使われたこの植物には
きっと今までにも出会っていたのだろうが目にとまったのは
しべが線香花火のように見えたから。




杉林をぬけ、日当たりがよくなるとイチリンソウが群生していた。
まだ蕾のものも多かった。




なんだかのんびり歩きすぎて最後はいつもの如く早足で駅へと急いだ。
この辺りは1時間に1本なのだ。


帰途の高梁川ぞいは山に夕陽があたっていっそう柔らかな色合いだ。



日を追うごとにこの風景は上流へと登っていく。



さとやま