初夏の旧新見往来
〜2007年6月3日〜

昨年も同じ時期に来たが同じ場所でまた同じ花が元気に咲くのを見るのが楽しい。
そして、新しい植物との出会いにも期待して約5時間の野山歩きをした。


川面駅裏は石垣がうつくしい棚田になっている。
水がはられ田植えが始まっていた。





野の花
田の畦や土手にはニガナ、シロツメクサ、コナスビ、アザミ、ヒメジョオンほかいろんな野草が咲いている。


カタバミ

ウツボグサ

ヤマハコベ

ムラサキツメクサ

ヒメヒルガオ

ヒレハリソウ(コンフリー)

林縁の花
坂を登り林に踏み込むとウツギ、ヤブデマリ、エゴノキの白い花、ヤマツツジの朱が美しい。

林縁には期待どおりたくさんのシライトソウが咲いていた。長いもので20センチはあった




林の中でほんの数輪のササユリともであった。ササユリは残念な事に毎年少なくなっているようだ。



思いがけなくキンランがあった。はじめてみた花だ。ほとんど開かないギンランと比べおわんのように開くらしいが・・・
ちょっと半開きのを覗くと他の花弁に囲まれた赤い筋の入った唇弁がみえた。開けばきっとかわいいだろうにと思った
草丈は40cmほどありふっくらした黄色の花がたくさんついていて存在感がある。
(花の部分を拡大↓マウス)




花の後
種は花からは想像できない形だ。


カラスノエンドウ
あのピンクの花からは想像出来ない名前もこれで納得できる。


セリバオウレン
輝くような星型の小花からは想像できない大きな鞘に種は入っている。
やがて紫色に変色する。


ショウジョウバカマ
これもまた変わった形だ。



6月の実り




ナガバモミジイチゴ

グミ

クワ


高梁川で

ウツギの蜜を吸いに来たカラスアゲハ
そばをすばやく通り抜けたのは・・・カナブンかハナアブか・・・




さとやま