〜 2008年・里山歩き 8 〜
5月4日
新見〜備中神代
新見駅から高梁川沿いに進み民家の間を抜けるとやがて道は川面峠へと登る。
神代までは足下に阿哲峡の水音を聞きながら流れと平行した崖の上の道を
緑に包まれて歩く。
真夏のような日ざしだ。
アヤメ
草間の石灰岩地と異なり野草の種類はそう多くないが
山側の土手にはオドリコソウ、カキドオシ、ジュウニヒトエ、ヤマアイ イカリソウ、ヘビイチゴなども咲いている。
時々、ガタゴトガタゴトときこえる。
木々の間から見下ろすと阿哲峡を列車が渡っていく。
ここを走るのは2両編成か1両だけのワンマンカーが多い。
コバノガマズミ
コマユミ
大木が多い、あちこちにヤマフジが絡みつきいい香りが暑さでだれそうな体をかるくする。
ウツギ
ヤブツバキ
様々な緑が迫ってくる。
川原へ下りてみる。
神代で神代川と合流した西川は阿哲峡となり、ダム湖へとつづきやがて高梁川に流れ込む。
新見を出て約3時間で備中神代駅に着いた。
広島から来る芸備線と米子から来る伯備線がこの駅で合流し、阿哲峡を通って新見へ乗り入れる。
ちょっと歩き足りない気がしたが・・・
次の伯備線足立駅までは西川にそっての車道を2時間ちかくかかる。ここで15時18分発の芸備線をのがすと、
伯備線の次の列車は18時をまわってしまう。
16,17時には一本の列車もないという不便さだ。ここでは車なしの生活は不可能だと思った。
新見へはトンネルと鉄橋とをくりかえし、風情のある車窓の眺めだった。
さと山へ
〜新見からの帰路で〜
桐