大山山麓を歩く(1)
2009年6月20日
標高450メートル前後の大山裾野に広がる広大な田園地帯を江府町から伯耆町へ歩いた。
(伯備線江尾駅〜袋原〜吉原〜添谷展望台〜岩立〜溝口)
小江尾川をさかのぼる。
休耕田のむこうに滝が見える。
田にはブタナが広がっている。名はよくないがこれでもハーブの一種。群生すると美しい。
道の脇には美しい急流がある。
土手にはヤマアジサイが美しい。
袋原の集落を過ぎ、谷を渡って、緩やかだがどんどん登る。
大山が近づいてくる。
野あり、谷ありの広い裾野に田園と集落が点在し、農耕車も通る。
道をたずねたお年寄りの話では
近年は積雪量も減ったのだが、昔は行けども行けども雪原で学校に配給される長靴を履いて
4キロの道を通学したものだということだ。
林の中には分譲地もあり木陰に何軒かの別荘も立っている。
おそらく今日の一番高所、添谷展望台へ
右に日本海、弓ヶ浜、左に中海が霞んでいる。
この展望台の上あたりが先日歩いた枡水高原に当たる。
道はどんどん下っていく。
見あげると、大山は江府町からの急峻な山とはまるで別の山のように、富士山に似た美しい姿にかわる
キリンソウ
イワガラミ
岩谷から溝口へ
背後に大山を振り返りながら田園を行く。
マンテマ
田園地帯には夏草以外に日本の野草はほとんど見受けられず、帰化植物が多い。
ヒメジョオン、ツメクサ、ヘラオオバコ、そして可愛く咲いていたのがこのマンテマだった。
雲が流れ頂上を見せた美しい姿の大山を振り返りながら、溝口へとさらに下っていく。
さと山へ