ひいご池湿地



7月13日

今湿地はイネ科やカヤツリグサのなかまで覆われている。
以前ここで見たミミカキグサの開花はまだのようだった。わずかにヌマトラノオが咲いていた。




ここにもいるではないかと・・・
ハッチョウトンボだ。






遊歩道を行くと、雨中にもかかわらず、キチョウがひらひら飛んでいる。
雨の日はちょっと動きが鈍いので写しやすい。







ネジバナの蜜を吸うシジミチョウをみつける。
にげられた! がちょっと奥の
葉っぱの上でみつけた。




羽に突起がある、ツバメシジミだ。



湿地に掛けられた木道を行くとちょっと小型のトンボがいる。
濃い青が美しい。
これとははじめての出会い。




図鑑で調べると、ハラビロトンボだとわかる。他のトンボにくらべ腹の幅が広く平たい事からなづけられたらしい。
上がオスで腹は美しい濃いブルー。日がたつとだんだん白い粉が出てきて淡いブルーになるようだ。
下はメスでオスとはまったく違っている。

このトンボの産地はかなり限られ何処にでもいるというものではないということだ。













7月21日

晴れ間にまた湿地へ行ってみた。ミミカキグサはもう咲いているだろうか?
湿地はさすがに湿度が高くさながら蒸し風呂状態だ。ちょっと歩いても汗が噴出す。

今日もハッチョウトンボやハラビロトンボの♂、シオカラトンボがいた。


シオカラトンボの♀



今一番多い野草、アキノタムラソウがここでもたくさん咲いている。

目を凝らして湿地の中を覗きこむ。
あった!まだたったの2本だがミミカキグサの明るい黄色が目に飛び込んだ。

ミミカキグサ
タヌキモ科のこの花は花茎10センチほど
花は0.5ミリほどだが
地下茎にある小さな袋で虫を捕る食虫植物。
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カモノハシ
高さが50〜70センチあるイネ科の植物で
その名前がおもしろい。
オーストラリアにいる哺乳類のカモノハシ
とは無関係で、この2つの柄が集った穂が
カモの嘴に似ているからだということだ。
拡大するとめしべがちょっと気持ち悪い・・↑マウス
小花ふたつ〜
ヒメオトギリ
水辺でその花が黄色でなかったら見落とすほどだが、
対生した葉っぱの先がちょっとあかくて
なかなかいい感じの花だ。
ヒナギキヨウ
ひあたりのいい遊歩道で、
見落ちしそうな小さな花を見つける。
30cmほどの細い茎の先に7mmほどの薄紫の花。
よく見るとキキョウのミニチュア。



水面にシオカラトンボのメスが見えた。
飛んだあとに波紋が大きく広がった







8月ひいご池


岡山の湿原


さとやま